2018年4月6日金曜日

【第2展示室】杉野真佐代染織展

ただいま第2展示室では「杉野真佐代染織展」を開催しております。

杉野さんは今回が初個展。落ち着いた色調のタペストリー、額装作品を中心に展示されています。
作品は「二重織り」という縦糸が二重になった、国内外で昔から伝わっている技法で制作されており、
布の裏表が色違いになって表れるのが特徴です。
ウール、シルクなどの糸を使われていて、その風合いには触れてみたくなるような魅力があります。

これまでの活動について伺ったところ、杉野さんは以前着物のデザインをされていました。
デザイン会社を退職されてからスクールで染織を学び、主にグループ展で発表されていました。
ご自身で作品を制作されるようになってからは25年になるそうです。
「染めは渋めの色が多いからか、よく「草木染めですか?」ときかれますが、自然染料・化学染料どちらも使います。ショールなどは手入れのこともあるので、初めから染めてある糸を使ったりもしますね。
図案については、幾何学的な模様が好きなので自分でデザインを考えています」

上の写真は出展されているショール。触らせていただいたところ、とても軽くて温かでした。
譲ってほしいという声も多いのでは?
「身近な物なので興味を持つ方も多いんですが、自分としては作っていて楽しいのは
タペストリーの方なんです。
こういうショールは決まった模様で織っていくので、同じ動作のくりかえしになっちゃうから」
確かに、タペストリー、額装作品では糸の色の濃淡ですいこまれるような奥行きが感じられるものや、
糸を結びつけて立体感を出したものなど、自由さが感じられます。

ちなみに、上の写真に写っている犬のお人形も杉野さんが手がけられたもの。
以前飼われていた犬がモデルになっていて、ニードルフェルトで作られています。
また、開催中ギャラリーロビーに出してある看板ポスターにも、実際の織り物を使われているので
こちらもぜひご覧くださいね。

どうぞお誘い合わせのうえお越しください。


[期間] 4月6日(金)~4月11日(水)
[開館時間]10:00から19:00まで ※4月11日(水)は18:00終了
[入場料] 無料